戦国時代の有力武将である神宮家。七歳の長男紅巴は、長子でありながら側室腹の自分が「予備」でしかないのを察していた。わがままで奔放な弟にいらだち、体が弱い自分自身にもいらだちながら、何もかもを押さえ込んで。
「自分は、要らない人間なんだ」「流紅がいるから、ぼくはいらないんだ」我慢できなくなった感情があふれ出したとき、彼は。中編、完結しました。
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※名前についてなど

1.追う
2.離れない
3.落ちる
4.恨み
5.目
6.時
7.振り返る
8.誇り
9.吹き抜ける風




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